みみより話―作って食べたい!チャプチェのレシピ
9月7日より、韓国は秋夕(チュソク/추석)に入りました。 今日はチュソクの伝統料理としても食べられる韓国春雨を使った「チャプチェ」をご紹介します。
【チャプチェってどんなもの?】
チャプチェ(잡채)は漢字で「雑菜」と書く、韓国の伝統的な野菜炒め料理です。 茹でた韓国春雨と、人参やホウレンソウ、きのこや牛肉を炒めたものを合わせて、 醤油や砂糖で味付けをした料理です。
色とりどりの野菜と秋の味覚きのこを入れて、チュソクのような伝統行事の席でも 卓を彩ってくれるメニューの一つですが、 街中の食堂に行けば丼もののようにご飯に乗せた「チャプチェパップ(잡채덮밥)」が食べられますし、
家庭でも常備菜として食卓によく並ぶとても身近な料理です。
【材料の春雨はサツマイモでできている!】
日本でよくみかける「春雨スープ」や春巻き、麻婆春雨などに入っている春雨。 これらは、中華料理で使われる緑豆を原料とした春雨であることが多いです。
チャプチェで使われる韓国春雨こと「唐麺(タンミョン・당면)」は、サツマイモを原料としています。
緑豆で作った春雨は、色が白く、細目で歯ごたえも弱めですが、 サツマイモから作られた韓国春雨は、
色が黒っぽく、緑豆春雨と比べると太目で弾力がある歯ごたえが特徴。
気になるのはカロリーですが100グラムで341キロカロリー。 ラーメンのように太く、食べごたえ満点なので「カロリー高いのでは…?」と心配になりますが 緑豆春雨は100グラム345キロカロリーなので、実はほとんど同じくらい。
これなら安心して食べられますね!
ただし調理過程で肉や油を使う料理も多いので、食べ過ぎには注意が必要です。
【チャプチェの作り方】
牛肉を醤油やニンニク・オイスターソースで作ったタレに漬け込む ↓ 人参・ホウレンソウなど野菜を千切りにし、ごま油で炒めて取り出しておく ↓ 漬けていた牛肉を炒める ↓ 最後に茹でたタンミョン、炒めておいた野菜を加え、混ぜ合わせたら完成!
野菜はできるだけたくさんの色を使うと、美味しいうえに見た目も華やかで楽しめます!
韓国春雨は、新大久保などコリアタウンのスーパーや、
輸入食品を扱うチェーン店などで買うことができます。
韓国の伝統料理を作って、日本にいながら韓国のチュソクの気分を味わってみませんか?
チュソクについて、詳しくはこちらの記事もご覧ください!
2014/9/7 「日韓よもやま話—秋夕(チュソク)の伝統」