韓国の彼に学ぶ、3つのこと その1ーPLPブログ
こんにちは。アンナです。
韓国人の恋人がいる私は、国際カップルとして日々、様々な問題に直面しています。
「違いをたのしむ」「違いは間違いじゃない」というPLPの活動のモットーは、恋人に対してたまに寛容になれない自分への戒めとしてもうまく作用しているようで、PLPの記事を書いたり講演会でお話しするたびに、恋人への自分自身の態度を反省するワタクシ…
国際カップルでなくても、近くにいる人だからこそ大切なことを見落としてしまうこと、たまにないでしょうか?
私も恋人とのやりとりで気付くことが多いので、備忘録的にシェアしようと思います。
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【非対立の実践】
今年はワールドカップがありましたよね。
私は根っからのアルゼンチンサッカーのファンで、恋人はドイツファン。ブンデスリーガ情報は兵役中でもどこからか収集していたほどです。
お互いが応援する国同士が決勝に進み、試合開始のホイッスルが鳴った瞬間。
「絶対にアルゼンチンが勝つよ!」と宣言する私。「そうかなぁ」と言葉を濁す彼。すでに私は彼と代理試合をする気満々になっています。
結果、延長戦負けしたアルゼンチン。「ドイツ、おめでとう…」と意気消沈した私に、彼からは「うん。でも僕はオランダに優勝してほしかったな」と想像の斜めをゆくコメントが。理由を尋ねると「ん、だって君も僕もオレンジ色が好きでしょ?」(オランダ代表のユニフォームはオレンジ色)という一言が返ってきました。
むむっ、なんて能天気なヤツ!
でもそこで気付いたんです。
彼がもとからドイツをゴリゴリ応援していたら試合終了後に
どちらかが悔しさを感じていたかもしれないということ
彼も私も好きなカラーを挙げて、それを引き合いに出したこと
そして「お前バカだなあ」と言われかねないような話をし
自分をネタにして対立を避けたこと
恋人同士がゲームの勝ち負けでケンカになるくらいなら、
二人の共通項を見つけてそれを一緒に応援するほうが
何倍もあったかいですもんね。
対立すると、それだけでギシギシする。
大好きなチームの4年に1度の栄光を願うより、自分のとなりにいる人の気持ちを優先させてくれた彼。相手を思いやることの本質を、教えてもらいました。もとより世界中の人たちが祝うサッカーの祭典で、ケンカなんてしてたらもったいないですしね。
いつものらりくらりと私の話を交わす、超のつくマイペースな彼にイライラするときも多いのですが、そのおかげで、無意味な対立が避けられているのか思うと、たまには感謝してもいいのかな。。
マハトマ・ガンジーの「非暴力・非対立・不服従」。
言うは易し、行うは難し。頭では分かっちゃいるけど…はい、努力しまーす。
つづく。