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PLP Projectへようこそ!

Promoting LOVE&PEACE Project

(PLPプロジェクト)

仮:<日韓の市民同士が手を取り合える未来を作っていくプロジェクト>

【ことのはじまりとみなさんへおねがい】

ここ数年、過去のいざこざが原因で特にギクシャクしている日韓関係を、どうにか解きほぐしたいと思っている人たちに呼びかけます。

嫌韓や反日という言葉やヘイトスピーチ、憎み合いの連鎖にそろそろ疲れたという皆さんに呼びかけます。

私たちの力で、韓国と日本のあたらしい関係を築いていきませんか。

***

昨年の春、私に韓国人の恋人ができたときから、実に多くのことが変わりました。私は日韓の交流や政治、歴史にも興味を持つようになり、いつの間にか韓国関連の話題に敏感に反応するようになりました。興味がなかった韓国語も勉強したいと思いはじめ、韓国と日本の文化や思想の違いも、ハナから肯定的に捉えるようになったのです。しかし、大切に感じられる国が増えて幸せだと思う傍らで、二国間のニュースが新聞やテレビの報道、インターネットの書き込みに現れるたび、心ない報道合戦に胸を痛めることにもなりました。

私には元より、韓国人の友人がたくさんいます。人を敬い、和を重んじる文化を持つ韓国人と日本人は、本来とても仲良くなれる国民同士だと思います。私自身、学生時代にASEAN+3ユース会議に日本代表として参加した際は、韓国代表の学生たちと真っ先に打ち解けた記憶がありますし、一年間のヨーロッパ留学期間も、韓国や中国の学生たちといると妙な安堵感を覚えたものです。帰国後も、日本にいる韓国人留学生たちと交流しているうちに、私の人生に欠かすことのできない、大切な友情が芽生えていることにも気づきました。

さて、『国民感情』という言葉があります。人は誰しも、自分の感情を一言に集約することは容易ではありません。なぜなら一人の人間の中にはたくさんの感情が溢れているからです。でも、ひとつの国に多様な人間がたくさんいる中で、ひとまとまりに表現される『国民感情』って一体何なんでしょう。誰かが自分の国を非難したら、なぜ自分が非難されたように感じるの?それを聞いたとき、なぜ相手の国を非難して反撃するのでしょう。その得体の知れないものに躍らされて、"いま隣にいる人を思いやる"という根本的な、しかし最も大切なことを私たちは忘れてはいないでしょうか。

私も、韓国人の親友や恋人ができるまで二国関係を気にかけることはありませんでした。しかし『君をのせて』の歌詞『あの地平線 かがやくのは どこかに君を 隠しているから』のごとく、愛する人がそこにいるだけで、今まで気にもかけなかった国が突然身近で特別な場所にもなり得るわけです。街中で韓国語が聞こえるだけで、勉強したての韓国語でその人たちに話しかけたくなったり、恋人が家庭教師をしている生徒が日本語を勉強していたら、それだけで嬉しくなったり。ですから、冒頭に述べたように、特別となった国に対して自国からの否定的な報道を見るたび、心が苦しくなります。反対にその国が、私が心から美しいと感じ大切に思うこの国を嫌うことに対しても、反発を禁じ得ないのです。

よく知らない相手を拒絶するのは、自分が拒絶されるときのショックを回避するのに最適かもしれません。嫌われたら嫌い返すのも、自分が傷つかないために必要な方法でしょう。でも、誤解を解こうとして必死に努力したり、ケンカを重ねながら四苦八苦した先で、互いを理解し合い、何にも代え難い友情を獲得することは、子供から大人へ成長していく過程で誰しもが経験することだと思います。そして、その相手が自分にとって大切だと感じた瞬間、その人と"共感し合える"という強い絆が生まれるのです。共感する力は痛みを和らげ、喜びを育てます。障害を乗り越えるための信頼関係を生み出してもくれます。そうして互いに寄り添いながら分かり合うほうが、断絶するより何倍も建設的だと思いませんか?

彼と遠距離恋愛を始めてから一年。たくさんの誤解や偏見がこの二国間に存在すると思い知らされました。彼に会いに訪韓するたび、韓国で嫌な思いをしないかと周囲から心配をされることがあります。まれに反日精神を感じる瞬間はあるものの、韓国の方々のあたたかさに心を打たれることの方が多いのが事実です。日本から来たと言えば「遠くから良くいらっしゃいましたね」と焼酎を分けてくれる屋台のお客さん。お店の前に「日本の方、困ったら、いつでも声をかけてください」と日本語で書かれた看板をソウルでもプサンでも幾度となく見かけ、そのたびに感謝の気持ちでいっぱいになりました。日本で見る韓国の反日報道と、肌で感じる韓国の方の温かさのギャップは、埋めるのが困難なほどに広がっています。テレビを観ながら「本当はそんなじゃないのに!」と、もどかしい気持ちをどこにぶつけたら良いのか、私は途方に暮れるのです。

恋人と別々の国に住む私でさえ様々なもどかしい思いをしているのに、互いの国に移り住んでいる人たちは、どんな気持ちで過ごしているのでしょう。愛する人の国で自分が嫌な思いをしたら…愛する人が自分の国で嫌な思いをしたら…どれほどのやるせなさを抱え、つらい経験を乗り越え、偏見と戦いながら、温かい気持ちを行き交わせているんだろう。どれだけ多くの人がそんなことを感じているんだろう。そんなことを考えるようになってから、いてもたってもいられなくなり、何かアクションを起こしたいと思うようになりました。

韓国人・日本人との交流や恋愛を家族に反対される。恋人に『君は好きだけど、君の国は嫌い』と言われる。日本・韓国の文化やアイドルが好きなだけで売国奴と罵られる…日韓関係に興味を持つようになってから、こんなことを聞く機会が多くなりました。日本人・韓国人の友人や恋人を、一人の大切な仲間として周囲に認めてもらえる。恋人に『あなたを好きになったおかげで、あなたの国も好きになったよ』と言える。相手の文化を愛することが日韓関係の重要な架け橋となっていることに誇りを持つ。そんな風に思考をシフトできたら、どんなに良いだろうと思いませんか?都内のコリアンタウンに程近い場所で学生生活を送りながら、たびたび目にした嫌韓メッセージの落書き。『日韓断交!』と書かれた文字を、『日韓友好!』と書き直せたら、どれだけ素敵だろうと想像します。

今までの歴史や政治を思い返すと、あまりにたくさんの時間が経ちすぎています。『国民感情』という魔物を追い払い、たくさんの人の気持ちを変えるには、私ひとりの力では足りません。たくさん方の協力が必要です。近くて遠い国と言われる日韓。そんな関係を、私たちの世代で終わらせませんか?恋人のような、姉妹のような、こんなに仲の良い国は今まであっただろうかと世界に言わしめるほどの、かけがえのない国同士にしませんか?

Promoting LOVE&PEACE Projectは、その最初の一歩を一緒に踏み出してくれる仲間を募集しています。

韓国人に知り合いがいる必要はありません。大切な誰かがいる人、誰かを愛したことがある人、今現在誰かを愛している人も。たくさんの友人たち、その友人の恋人たちのために。私たちの次の世代に負の連鎖を残さないために。

いいアクションを思いついたら、一緒にシェアしていきましょう。一緒に、少しずつ実践していきましょう。たとえば、相手の良いところをみつけることからでも。いいところをみつけられたら、周りの人たちに話してみましょう。そんな小さなところから、いつか大きく何かが変わるかもしれません。小さな一滴の水が、大河となるように。

どうかあなたの優しさと強さと知恵と、言葉の力を貸してください。より良い明日のために、少しずつ。

政治や歴史よりも愛が、国民感情よりも友情が強いことを、一緒に証明していきましょう。

ありがとうございます。

2014年6月1日

PLP代表 アンナ

promoting.loveandpeace.project@gmail.com

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